数年前、当時勤めていた会社の転勤で新潟から観光地として人気の高い北海道函館市に移住した八木野創太さん。不安だらけの移住だったが、地元の人の温かさに触れることで、函館が大事な故郷のような存在となった。自分の場を持ちたいと知人と共に多目的スペース兼ギャラリー〈room〉をオープン。気の合う仲間との秘密基地のような空間が、函館に住む作家たちをつなげる居場所に変わっていった。現在はギャラリーの企画、運営を中心に、学童やカフェ、不動産事務、宿など様々な場所でスタッフとして働きながら、函館市移住サポーターも担っている。
様々な職場を掛け持ちする八木野さんにとって、仕事の移動手段としてはもちろん、日々の頼れる足としてクルマは欠かせない。“疲れを癒しに温泉にいったり、川や海に遊びに行ったり、時には畑で野菜を収穫するので、畑道具やお風呂セットなど、常に積んでおくようにしています”という彼にとってクルマは“大きな鞄のような存在”だという。新潟から移り住んだ八木野さんの行動範囲を広げてくれた愛車が「DAIHATSU ムーヴ」。
新潟から函館への引越しを共にしたのはMAZDA CX-5だったが、細い道が多い函館での生活を考慮し、小回りが効く上ゆとりのある室内空間を確保しているムーヴに乗り換えた。気軽に乗れる軽自動車が愛車となった今、クルマと暮らしの距離はより縮まったという。運転中の目線が低くなったため、まるで街を散策しているような感覚になり、歩くのが好きな彼にとって散歩と同じくらい大事な時間に。クルマで遠征をすると寄り道をしたり、風土の変化を感じられるから、目的地一つ一つが点と点ではなく線で繋がる、その感覚も醍醐味なのだとか。そして時には“メディテーションの場”であり、時には “同乗者と深い話ができる空間”だと話す。“ひとりでいれば泣いてもいいし、叫んでもいい、考えたいだけ考えこめる部屋であるし、誰かと道中話しをする時は目線が同じ方向を向くので仲間という感覚で悩みや深い話を安心感を持って話せる”。愛車はそんな心の声が聞ける、“自分自身や大切な人との面談室”なのだ。クルマで自分自身や誰かと心通わせる時間が、彼の人生に広がり、深み、奥行きを与えてくれる。
#188八木野創太
age30
出身地
新潟県新潟市
現所在地
北海道函館市
職業/肩書き
ギャラリー運営/作家
SNS/HP
車種
DAIHATSU ムーヴ 2021年式
カスタマイズ有無
していません。
月間走行距離
約1,000km
クルマ遍歴
MAZDA デミオ (2014年〜2017年)→
MAZDA CX-5 (2017年〜2021年)→
DAIHATSU ムーヴ (2021年〜2024年)
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
主に通勤に使っています。
子どもたちの送迎に使うことも多いので、
小さな車内は賑やかで土だらけです。
このクルマの好きなところ
黒いところ。 MOVEという名前。
ひとつ改善できるとしたら
ありません。
憧れのクルマは
大きくてタフなクルマや、小さくてオシャレなクルマに憧れます。
あなたにとってクルマとは
自分自身や大切な人との面談室。