
会社員として働きながらパンクロックをベースにスカ・レゲエを融合させたパンクバンド〈THE TRUST BLAST (トラストブラスト)〉でバンドマンとして活動する木村理生さん。オルガンとギターを担当しつつ自身のバンドのグッズデザインも担当している。妻の木村律巴さんも〈よすが〉という屋号でデザイナーとして活動しており、娘と3人で静岡県三島にて暮らしている。
現在は沼津や都内を中心にライブ活動を行っており、レコーディングして自分たちの音楽を広く届けていくことが今後の目標だ。彼の音楽活動を支える相棒はバンドを始めてすぐに購入したヴィンテージオルガン。ヴィンテージ品は、唯一無二のデザイン性と時代背景や歴史を感じ取れることが魅力。お気に入りを見つける過程は、まるで宝探しのような体験だという
そんな理生さんの愛車はもちろんクラシックカー一択。中古車屋で一目惚れして購入したのが「NISSAN ダットサン ブルーバートP411」。1959年に、『走るベストセラーに優美なデザイン』というキャッチフレーズで発売された丸みを帯びた美しいヨーロピアンデザインが特徴のクルマだ。“ベンチシートタイプなので、距離感が近く、家族3人で出かけるときも子供や奥さんの表情を間近で感じながら運転することができる”と理生さん。故障は多く、エンジンがかからないことも珍しくない、取材の2週間前にも壊れてしまったそうだ。だけど、このクルマをきっかけに生まれた出会いや交流が心に残っている。そんな“大先輩な相棒”なのだ。
#198木村理生
age39
出身地
静岡県 三島
現所在地
静岡県 三島
職業/肩書き
会社員/バンドマン
SNS/HP
IG:@rxkx411
IG:@riekimura_yosuga
車種
NISSAN ダットサン ブルーバートP411 1965年式
月間走行距離
約500km
クルマ遍歴
トライアンフTR6 (バイク)1965年製 (2011年〜2021年)→
NISSAN ダットサンブルーバード P411 (2022年〜)→
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
日常の生活
朝夕の往復通勤。
このクルマの好きなところ
スピードは出ません。
3速ミッションでゆっくりですが、街乗りが楽しいです。三角窓を開け風を入れると、季節の変化をとても感じます。昭和40年には不人気だった、尻下がりのデザインも好きです。
ひとつ改善できるとしたら
真夏の殺人的な車内の熱気
憧れのクルマは
特にないです。
あなたにとってクルマとは
乗っていると知らない人が笑顔で声をかけてくれます。
駐車場でも信号待ちでも笑
人との出会いや交流のきっかけを作ってくれます。
大先輩な愛棒。
photo by Misaki Miyazaki / text by Kota Hara