
5年前、東京から長野県松本市へ移住した福田香子さんは、東京の企業でアプリのUIデザイナーとして働く会社員。松本と東京で週の半分ずつを過ごす、二拠点生活者のひとり。地元でもなく、縁の土地でもなかった松本市。移住のきっかけは、コロナ渦でフルリモートの体制になったことだった。キャンプやスノーボード、それからクラフトが好きな福田さん。そのどちらも暮らしの中で楽しめる土地を求め、日本各地の候補を回っていたとき旅先で出会った人に勧められ訪れてみたら気に入り、その勢いで居を構えた。移住後に免許を取得し、新天地の“相棒”となったのが「TOYOTA ハイラックス スポーツピックアップ ダブルキャブ」。
初めて自分で選ぶマイカー、ライフスタイルにフィットする“ガンガンに遊べるクルマ”なことと、“しっくりくる顔”で決めたそうだ。春から秋はキャンプやフェスへ、冬は白銀の世界へと、自然豊かな場所に安心して行ける頼もしさ。“見た目も走りも満点”な1台との一番の思い出は、長野から熊本へキャンプをしながらひとりで向かった3週間の旅路だと話してくれた。ソロテントを荷台に張るスタイルで、のんびりキャンプをしながらの日々。緑の車体に茶色の丸いテントが乗っているのが亀のように見えて、以降愛車の呼び名は“亀子“に。途中に寄ったデニムの産地、岡山県倉敷では内装をデニムで張り替えた。経年劣化による故障や修理はつきものだが、直すことで愛着も湧くのだと言う。“亀子”と福田さん、その間には絆ともいえるものが築かれている。好きな場所で気の向くまま自分らしく暮らす彼女の、“頼もしい相棒”との旅路はまだまだ続いていくようだ。
#209福田香子
age30
出身地
東京都 渋谷区
現所在地
長野県 松本市
職業/肩書き
デザイナー
SNS/HP
車種
TOYOTA ハイラックス スポーツピックアップ ダブルキャブ
カスタマイズ有無
詳細がわかりませんが、前のオーナーが前後をリフトアップしています。
私は自分で足掛けの部分と荷台の塗装のし直しと、内装の布張りを変えるなどしました。
月間走行距離
約100km
クルマ遍歴
TOYOTA ハイラックス スポーツピックアップ ダブルキャブ (2022年~)→
クルマに求める要素(%)
普段、どのような用途でクルマを使っていますか?
キャンプ、スノボに行く時に使っています。
街中に出る時も使います。
このクルマの好きなところ
デザインはパーツのラインの優しさと昔のトヨタの複雑なメタリック色が好みです。
操舵性では、サポートが押し付けがましくなく寡黙な印象を受ける一方、雪が腰の高さまで来ていても難なく進む頼もしさがあり、移動のための道具として大変信頼しています。
見た目も走りも満点です!
ひとつ改善できるとしたら
経年でパーツが全体的に劣化していること。
photo by Moe Kurita / text by Anna Hisatsune / edit by Mariko Ono