column

バン選びのポイントは
セオリー通りを避けて面白いことができること
村松:さて、本日のゲストはバンキャンプという遊びを発信する、〈VANCAMP JAPAN〉代表の小濱潤平さんにお越しいただきました。 よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
村松:今日は海沿いで収録してます。 小濱さんのバンの中で収録してるんで、クルマの音とか波の音が聞こえるかもしれませんけど、それも味ということでお楽しみください。
小濱:はい。
村松:実は小濱さんは、これまでnoru journalに3回も登場いただいていて。
小濱:ありがとうございます(笑)。
村松:1度目はあの人が選んだ、『#これからの時代に役立つクルマ旅ギア』っていう、スタイリストの方とか、クルマ周りで活動されてるインフルエンサーの方などいろんな人にセレクターになっていただいているコーナーで。車内で活用しているものを紹介していただきました。
小濱:そうですね。
村松:もう1つが、「ポストコロナ社会における移動について考える」、というとちょっと硬いですけど、「NEW NORMALのバンライフ」という連載を以前やっていて、それにも出演いただいたり。「PEOPLE」という連載にも出ていただいていて。まあ、常連ですね。
NEWNORMALのバンライフ#12|バンキャンプというコミュニティをゆっくり育てていきたい by 小濱潤平
PEOPLE #150|クルマを主役に自然と遊ぶ、バンキャンプの醍醐味
小濱:はい。結構長いお付き合い (笑)、ありがとうございます。
村松:ありがとうございます。そんな小濱さんのプロフィールを簡単に紹介しますと、鹿児島県出身、合同会社ブロロロ 代表。アウトドア体験に新しい価値を生みだすコミュニティ「VANCAMP JAPAN」の責任者として、DIYで作り上げたバンとのキャンプスタイルや、開催イベントの様子などを積極的に発信中しています。
小濱:はい。
村松:ということで、この小濱さんのバンは僕、今日初めて見ましたけど。
小濱:はい。
村松:えっと三菱のバンですね。
小濱:そうですね、デリカカーゴですね。
村松:商用ですか?
小濱:商用車、そうです。はい、そう、もともとね、あの前のクルマ、三菱のスペースギア、10人乗りのロングのタイプに乗ってたんですけど、なんかその三菱の雰囲気というか、ちょっと赤いエンジっぽいエンブレムも、なんかその雰囲気も好きで、
村松:名残惜しいなって?
小濱:うん、そうそうそう、また次もやっぱ三菱で探したいなぁと思ってて。で、そうするとやっぱすごい限定される。三菱のバンってなってくると、やっぱすごい限定されるんですけど、その中でね、このクルマ、たまたま見つけて、
村松:うん、
小濱:マツダのボンゴブローニーって、同じ形が、
村松:ブローニー人気ですよね。
小濱:そうですよね。OEMになるんだと思うんですけど。もう同じ形で三菱から出ている。
村松:そうなんだ。
小濱:はい。ものを見つけたので、迷わずちょっといろいろリサーチしてボロいクルマですけどね。 中古でまた探して、安けりゃ安いほどいいかなと思って。はい。僕の考え方としては、ボロくても安くて、面白いことができそうなクルマっていう基準で、このクルマはまた選びましたね。
村松:今手作りでまた、なんか作り始めてるって言ってましたけど、今これ何割ぐらいなんですか?
小濱:なんかね、何割って難しくて、実は。
村松:(笑)そっか、ゴールがないのか。
小濱:そう、ゴールを決めてないんですよね。 だから、何割ってすごい難しいんですけど。でもなんか自分の中でこう最低限のところでいうと、えっと、今ね床を板で敷いてるだけというか、下地を作ってるだけなんですけど、それにね、あの前の車と同じように、ちょっと土足でしっかり上がってメンテナンスできるように。 床材を敷いて、まあ一旦まあそれっぽくなるかなとは思っているので、そこからちょっと足したり引いたりしながら、もうちょっと仕上げていこうかなと思っています。
村松:バンライフといえば天井をね。ウッドにして囲むっていうのが1つ人気のスタイルですけど。あえて素地活かし。
小濱:そうですね。
村松:それはかっこいいですよね。
小濱:かっこいいですよね。 ちょっとインダストリアルな雰囲気というか。そう、やっぱり僕がまあバンライフした当時、その2018年ぐらいのからの流れだと、今もそうですけど、やっぱりみんなクルマの中板張りにするっていう1つのこうセオリーというか、流れがやっぱりずっとあるんですけど、なんかね、自分が次、このクルマを作るってなったときに、そうじゃない。 また楽しみ方というか。
村松:うん、うん、うん。
小濱:そうなんか、板張りするだけじゃないですか。クルマのこう遊び方というか、車内のDIYの仕方っていうのを考えたいなと思って。基本やっぱり断熱するっていう目的がみんなあるので、それを隠す役割なんです。それで天井を張り直したりするんですけど、今回はあえてそういう方向からは逸れていて、過酷かもしれないんですけどね。冬もね、結構結露するんですよ。 やっぱ鉄板だから。
村松:まだ冬は越してない?
小濱:冬越しました。
村松:あ、越した。
小濱:越しました。去年の10月からだから
村松:大丈夫という…
小濱:そう、あの1人だったら全然いいんですけど、家族3人で車中泊すると、天井が結露して水がポタポタしてきたので(笑)。その辺もちょっとこれから考えない考えないし、夏はね、ちょっとやっぱ暑いから別の工夫で、これからちょっと考えていこうかなと思っているところですね。
村松:はい、ありがとうございます。ちなみに、ここは二宮町の海岸沿いですけど。
小濱:はい。
村松:まあいくつか今回、小濱さんに収録、バン止めて、収録できる場所を提案いただきましたけど、ここはどういう場所ですか?
小濱:ここはね。 あの、僕、二宮によく来るというか、まあ、藤沢市なんですぐ近くだからよく来る機会があって。家族がお気に入りのパン屋さんがあるんですよ。
村松:そうなんですね。
小濱:そうそうそう、パン屋さんに行って、 で、こういう海来てクルマの中で涼みながら食べたりとか、あと、吾妻山って軽くハイキング気分で登れるぐらいの山があるので。
村松:ありますね。
小濱:そうそう、そこに行ったりとか、すること多くて、二宮の町自体で結構、やっぱ魅力的な町で移住体験したこともあるぐらいよく来る町なので、だから、お話するには、僕の生活圏内で考えたら、いい場所かなと思って提案させてもらいました。
村松:二宮町はうちのスタッフが1人住んでますけど、仕事の仲間もいたり、僕も実は今は長野県の御代田町という町に住んでいますけど、その前にはえっと長野の駒ヶ根市にいて、その駒ヶ根市から御代田に移る前に、長野じゃない場所も、もう一回家族で見直してて。
小濱:そうなんですね。
村松:その時に神奈川も藤野とか葉山も見たし、実は二宮町も来てて。
小濱:うんうん、さすがですね(笑)。
村松:不動産行ってちょっと巡ったりって言うのはありましたね。
小濱:へ〜、めちゃくちゃいいですよね。ここ。いい町。
自由に気兼ねなく、コミュニティが育つ町を目指した
『VANTOWN』を終えて
村松:はい、そんな二宮町からお届けしておりますが。先週ちょうど小濱さんたちはバンキャンプジャパンが主催?
小濱:そうですね。
村松:の、バンタウンっていうイベントをやってましたね。
小濱:川崎に多摩川沿い丸子橋で橋があるんですけど、まあ、その橋の下の広場でやってました。
村松:どうでした?
小濱:あのね、めちゃくちゃ、僕たちが楽しかった(笑)
村松:(笑)。
小濱:そう、なんかそれに尽きるかなと思ってイベントやってるんです。もちろんあの参加してくれる人たちもですけど。キャンプで車中泊しながら、まあ、宿泊滞在してもらえる人たちがエントリーしてくれて、今回は100台ぐらいか。 トータルで。来てくれたんですけど、なんか過去のイベントって、僕たちバンキャンプジャパンのスタッフが運営スタッフでもあるので、会場内の人のさばきだったりとか、全部をこう自分たちが回さなきゃいけないっていう。でもそれだと、僕らとのコミュニケーションを期待して来てくれた参加者の人たちと全く会話ができないんですよね。
村松:もうそれどころじゃなく働いて。
小濱:そうそうそう、イベントを回さなきゃいけないっていうので、やっぱり働かなきゃいけないから、そうするとね。 せっかく来てくれた人たちの中にはやっぱ僕たちとのコミュニケーションを期待してくれていて、会いたいって言ってきてくれる人たちも少なからずいるので、そこで交流できないってなると、なんか僕らスタッフのストレスにもなるので。そういう過去の反省もあったので、今回できるだけなくそうっていう形で、運営面の手間みたいなのは、本当に最低限にして。で、中で僕たちもゆっくり。 お客さんと一緒に楽しめるような空間っていう作りを考えてやったので、そういう意味ではすごく双方にとって満足度が高いイベントになったんじゃないかなとは思ってます。
村松:そもそもこのバンタウンってどういうイベントなんですか?
小濱:バンタウンは、今回4日間開催しました。車中泊するクルマを1つの住居みたいなものとして捉えて、いわゆる移動するおうちが同じ場所に同じ時間、同じタイミングで集まって、それが並ぶと1つの町になるんじゃないかなっていうところから、バンタウンっていう名前を付けました。そこに車中泊しながら旅しているミュージシャンの人が来たら、自分のカーサイドで音楽演奏してもらっていいし。散髪屋さんは青空ヘアサロン、フリマやったり、クラフトの作家さんが作品を売ってたり、そういう本当の町として成り立つような、実験的なことをやってみたいと思って始めたのがバンタウンという企画です。
村松:じゃあ参加者はクルマを持って何日間か寝泊まりしながらただ滞在するでもいいし、何かその一芸あったり、出店するものがある人は自由に出店してもいい?
小濱:そうです。
村松:へ〜。
小濱:そう、そういうのができる場所が見つかったっていうか、その丸子橋の河川敷がそういうことが実現できそうっていうのが見えたので、今回チャレンジとして4日間で。結構バンライファーや車中泊で旅してる人って、キャンプイベント行って土曜日ついて、で日曜日またすぐお昼とか朝とかに出るって忙しなくて。なんかゆっくりできないなって。普段の生活を考えると、すごい窮屈に感じるんじゃないかなっていうのがあって、それだったら、イベントは土日だけど、前の日についてもらって、イベント終わった後の月曜日にゆっくり出発してもらう。そういうことができたら、気軽に参加してもらえるんじゃないか、 旅の途中にふらっと、スケジュールがはまる日だけやってもらうとかもできるんじゃないかなと思って。今回、4日間という企画をやってみました。
村松:どうでした? 手応えとしてはいかがでした?
小濱:あの、大変でしたね (笑) 。大変は大変だった。楽しかったけど。そう、やっぱり4日間僕も家には帰れない。今回は家族は置いていったので。4日間ずっと会場を管理しなきゃいけないっていう意味で言うと、大変ではありました。だけど、自分でやってみたいとか、みんながやりたいっていう形から実行してみたものなので、満足度っていうところは高かったですね。
村松:じゃあ、各所でみんなが自然の流れで輪を作ったり、どこかに集まって、コンテンツを楽しむこともあれば、ご飯食べたり、焚き火囲んだりもあって?
小濱:そうです。 もう基本的にはもう好きな場所に泊めて…
村松:区画は一応割っている?
小濱:なんていうんでしょう。町なので、事前にアベニューとストリートっていうのをこの場所に作るっていうのを想定して、それぞれ通りの名前も決めて、マップ上に落とし込んだんですよ。 で、その中の通りを避けた場所、ストリートとストリートの間の区画にクルマを好きなところ、どこでも入ってもらえるというようにしました。停める場所は決めずに、北側エリアと南側エリアのどっちでも好きな方を選んでくださいという形で。だから途中で移動したければクルマ移動してもらってもいいし、中で本当に自由に過ごしてもらえるような空間作りを意識して、今回はやりましたね。
村松:そのバンタウンを目指して一般の方も来場して楽しむってことなんですよね?
小濱:そうです。メインはやっぱり宿泊、キャンプインされている方たちに向けたイベントではあるんですけど、ただエリア的にも、お散歩してたりサイクリングしてる人、近隣の住民も徒歩で来れる場所なので、そういったの方々に向けては無料で公開するっていう。僕たちの本来のあり方、イベントを始めた当時からの考え方として、フリーで入ってきてもらう。そうすると、自然とコミュニケーションが生まれるし。テント泊のキャンプって、人のテントサイトって、やっぱり覗くのは遠慮しちゃうじゃないですか。
村松:そうですね、遠慮しますよね。
小濱:でも多分、車中泊してる人達って、少なからず自分のこだわりをクルマに詰めて移動してるので、それ見てもらうのってすごい嬉しいんですよね。
村松:うん、うん、もう見てってくださいっていう。
小濱:そうそう(笑)。見せてくださいっていう人達は結構多いし、そこで交流が生まれてバンキャンプジャパンというコミュニティが育っていくっていうのも嬉しいことなので、無料で誰でも気兼ねなく入ってこれるような空間作りっていうのは、今後も続けていきたいな、とは思っています。
村松:エントリーのバンに乗る皆さんは全国からって感じなんですか?
小濱:今回はそうですね。結構いろんなエリアから。4日間にしたっていうのもあるのかもしれないですけど、北は宮城とか福島の方とかもいたし、南はどの辺だったのかなー。やっぱり関西方面からは来てくれていたり、九州の方多分いなかったかもだけど、九州から来たっていう人はいましたね。
村松:遊びに?
小濱:九州に住んでる方じゃないけど、旅の途中で九州からこっちに向かってきたっていう人はいたかな。
村松:そもそもそのバンタウンを主催している〈VANCAMP JAPAN〉自体は、普段どんな活動をしていて、どんなメンバーで構成されているんですか?
小濱:活動は、イベントの企画と運営っていうのがほぼメインかな。それも自分たちが、自分たちのクルマ、作ったものをちょっと披露したいというか、見てもらいたいっていうところもあって。キャンプから派生して、クルマとキャンプを掛け合わせた遊びっていうのを僕たちは発信してるので、もっともっと知ってもらいたいし、見てもらいたいというのがある。そんな中で同じような考え方を持ってる人たちが集まれる、コミュニティの運営とイベントの企画運営っていうのが、一番の活動内容にはなっていますね。メンバーでいうと、今、コアメンバーだと12、3人ぐらいになるのかな?
村松:結構いますね。
小濱:そう、それぐらいですね。その10数名でイベントによっては、ちょっと入れ替わり、参加できなかったら他の人に手伝ってもらうとか、もちろんあるんですけど。結構長いこと同じメンバーで3年ぐらいはやってるのかもしれないですね。
村松:皆さん、それぞれ生業があって、それとは別の時間でみんなで集まってバンキャンプっていうのをやってるんですか?
小濱:そうです。みんな大体そう。バンキャンプジャパンの専属というか、その社員みたいなスタッフはいなくて、みんなそれぞれ自分の仕事なり、があって、企画する時に集まるっていうスタイルですね。
村松:メンバーや新しい人たちが集まったりだとか、イベントに足を運んでくれる来場者の方だったりとか、皆さんの声ってどんな声なのかな?と思うと、みんなどういうところに、張本人の皆さんも含めて、バンキャンプに魅力みたいなものだったり、モチベーションを持ってやってるんですか?
小濱:そうですね、バンキャンプの魅力はやっぱりこのクルマの中の雰囲気じゃないですか。
村松:うん。
小濱:むしろそれに尽きると思ってて。自分の“好き”が詰め込めるじゃないですか。要は自分の家、自宅で生活している部屋そのものをもう1個作れる、拡張できるっていう意味でいうと、自分の趣味部屋だったり、ライフスタイルの表現の場所というものになり得ると思うので、そこをやっぱり楽しんでいる人たちが多いと思います。そこに憧れて始める人たちも多いんじゃないかなとは思いますね。
村松:海外とのバンライファーとの交流だとか、まあ交流しないまでもお互いこう、観察してし合ったりとかあるんですか?
小濱:僕はないかな。
村松:海外の事例も見ないですか?
小濱:ほぼ今は見ないです。正直。自分が興味を持って調べ始めた時は、やっぱり見てましたけど、今は見ないかな。なんかインスタも海外のバンライフしてる人とか、バンライフ系のインスタグラマーたちをまとめたようなアカウントもよくあると思うんですけど、あんまり積極的に自分が見にいこうとはしてなくて。それよりも自分が何ができるかというか、自分がどういう発信ができるか、新しいアイデアをどう出せるかっていう方が、自分の中では興味があって。バンライフを見るっていうよりかは、もっと違うジャンルを取り込むというか。
村松:この限られた空間をオリジナルの色で染めていくかっていう。
小濱:そうですね、そうそうそうそう。なんかそっちの方を意識しているかもしれないですね。
村松:まあまあ。それが楽しいですし、集合するとその個性がそれぞれあったのが集まって面白いですもんね。
小濱:僕で言うと、ですけどね。
村松:ちなみにこのバンタウンって、いろんなところでできるといいですよね。
小濱:いや、そうなんですよ。本当にそうで(笑)。なんか、どこにでも行けるじゃないですか。場所さえあれば全然どこでもできるし、できるメンバーが揃っているので。それでいうと、去年一昨年は岐阜でゴールデンウィークに、
村松:やってましたね。
小濱:別のタイトルでしたけど、『VANJAM』っていうイベントを、岐阜でゴールデンウィークにやってましたね。ただそれはね、ゴールデンウィークだったので、家族で楽しむ時間を奪っちゃうというか(笑)。スタッフのゴールデンウィークを拘束しちゃうので、2年連続岐阜に向かしちゃったから、今年はゴールデンウィークゆっくりしてほしいなと思って、そこは避けて、ちょっとずらして5月にバンタウンという、別の企画をやりました。
村松:実は2023年にnoru journal初の読者参加型のイベントをしれっとやってまして。『ネストキャラバン』というタイトルで、実はこの時に小濱さん含めてバンキャンプジャパンの皆さんに来ていただいていて交流したっていう思い出があり。
小濱:そうでした。
村松:割とコンセプトはバンタウンに近いというか。いわゆる自分たちの旅する、“巣”という意味合いのいわゆるネストに乗って、全国巡ってローカルの人々と出会って、その土地の物語に耳を傾けていきましょう、みたいなプロジェクト。それではじめて富士吉田に集まってもらったんですけど。
小濱:そうでしたね。
STORY|noru journal主催の読者参加イベント「NEST CARAVAN」開催!
村松:そう、またやらなきゃなと思っていて。だいぶ今ね、バンタウンの話聞いて、刺激されましたけど。
小濱:楽しかったですけどね。地元の人だけが知っている情報だったりとか、そういったものを他のエリアから来た僕たちに教えてもらって一緒に楽しむっていうコンセプトだったと思うんですけど。知らない魅力を発見したりとか、自分たちに落とし込めるようなものもありましたし、よかったですね。
村松:そうですね、一緒にやると続けられるかもしれないですね。
小濱:うん、うん、うん、うん、うん、ね。
村松:ともすると。なんて思ったりもしたので、ちょっと、ネストキャラバン頑張ります。
小濱:ね、楽しみ。
村松:はい。ということでいったんお時間なので、前編はここまでとしますが、今日の話を振り返ると、バンキャンプジャパンの活動がバンの特性を生かしつつ、コミュニティ自体を育んでいくバンタウンというイベントのフレームもあって、そのフレームはそこに一般の人も巻き込んでいける、いきやすい余白もあって、今年は東京の丸子橋というすごくいい場所が見つかって、実際に実施された。さらに期待したいのは、それが各地で起こっていくと、また違う広がりになりそうですね。しかも、ともすると僕らも一緒に絡ませてもらって、かつてのネストキャラバン的なものがまたご一緒できるといいなとは思った次第でした(笑)。ということでありがとうございました。
小濱:ありがとうございました。
小濱潤平 (おばま・じゅんぺい)
合同会社ブロロロ 代表。アウトドア体験に新しい価値を生みだすコミュニティ〈VANCAMP JAPAN〉の責任者として、DIYで作り上げたバンとのキャンプスタイルや、開催イベントの様子などを積極的に発信中。
HP:vancampjapan.com
IG:@junpei_obama
村松亮(むらまつりょう)
noru journal編集長。東京-伊那谷-御代田の3拠点を移動しながら暮らす。会社・編集部は東京なので、週2~3回は出稼ぎに。2022年より、家族と米作りを始めました。
IG : @ryomuramatsu
Photo by omote momoka