新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の蔓延を防ぐための自粛要請によって、あらゆる職種の人々と同じく、写真家の暮らしも大きく変わっている。旅を生活の基盤においていた「旅する写真家」は、今、自宅でどんなことを考えているのか。アメリカを旅した際に撮影した写真集2冊を発表すると同時に、さまざまな雑誌、コマーシャルから依頼を受けて仕事をしている若手写真家、柏田テツヲさんに、暮らしにどんな変化があるのか聞いた。 写真家が移動できなくなったとき 記事一覧
忙しない日常を送る東京とは別に、ホームと呼べる場所を家族と築きたい。イタリアンレストラン「LIFE」のオーナーシェフ、相場正一郎さんは、5年前から東京・那須の2拠点生活を実践する。外出自粛を受けて家族との時間がますます増えている相場さんが考える、家族と囲む食卓のこと、2拠点生活のこと。 僕らの時代のWayfinding 記事一覧
春から秋にかけては山を走り、雪が降り始めたらスキーのために山に篭る。自然の営みに合わせてアクティビティを変え、ほとんど一年中、絶景の中に身を浸している。モンブラン、オマーン、利尻島。国内外でシューティングを続けてきた〈THE NORTH FACE JAPAN〉のクリエイティブ・ディレクター、田中嵐洋さんは、自然へ人々を導くことが自らの仕事だと自負している。けれど、今は、山にも、どこにも行けない。自宅周辺で過ごすしかない状況で、田中さんは自分の仕事を見つめ直している。次の旅のプランを夢想しつつ、人と自然との関わり方を改めて考える時間を過ごしている。 僕らの時代のWayfinding 記事一覧
伊藤直樹(クリエイティブディレクター)
Daniel Ernst
平野太呂