STORY OF MY MILE by Eriko Nemoto from Japan
DAY1.氷河と旅の実感。 1日目のテント場セロンに到着したのは18時頃で、コースタイムよりだいぶ遅れていた。他のトレッカーたちはとっくに到着して本を読んだり、昼寝をしたり、ビールを飲んだり、すっかり…
「どこへでも行ける」 1年ほど前までインスタグラムのプロフィールにそう書いていたな、とふと思い出した。そんな生活や考えが一変した2020年。旅どころか日常と思っていたことすら当たり前にできなくなってし…
STORY OF MY MILE by Akira Yamada from New York
スニーカーの中で足の指を動かしながら歩き始める。凝り固まった身体をほぐすように、手首、足首、首を伸ばしたり曲げたり、動作を続けながら前に進んでいく。血が巡り、動きが良くなってきたらゆっくり走り始める。…
STORY OF MY MILE by Sakie Miura from Amsterdam
「ねぇ、クルマの旅にしない?」 夏の休暇まで1ヶ月半を切った頃、夫が私に言ってきた。しかも行き先はスイスらしい。北欧に行く気満々だった私は、最初夫の話を右から左に聞き流していたが、北欧のコロナの状況の…
コロナが日本でも流行り、緊急事態宣言が出された春、本当にずっと家に籠もっていた。以前は、時間を見つけては山やどこかへ行っていたので、ゆっくりと家で過ごす時間は新鮮で、料理をしたり植物を育てたり、本を読…
距離にまつわる物語 | 連載「Story of my mile」一覧を見る Covid-19の自宅待機が始まって1週間ほど経った頃、妻がクルマを買うと言い始めた。この事態がどれだけかかるか分からないし…
コロナがオランダを襲ってからしばらくは公共交通機関を使用する人の数が激減した。半年以上経った今でも、以前と比べると体感的に少ない気がする。私自身何となく居心地が悪く、基本的には自転車や歩きになったので…
コロナが流行ってからというものの、ほぼ電車には乗らなくなった。 移動は徒歩かランニングか自転車か、どこへ向かうにもまずマップで距離や道を調べてから出掛けるようになった。そうすると「なんだ、こんな近かっ…
仕事で東京とNYを移動することが多かった、この数年間。2020年3月3日、NY戻りのフライトでその往復が一度ピタッと止まった。小学生と中学生の子どもたちの学校が閉まり、とうとう街が閉まった。本当に10…
7月のアムステルダム、今日の天気は晴れ。最高気温が23度と、シンプルに最高の一日だ。平日だし家でやることがあったのだけど、こんな日に外に出ないのはもったいない。ピクニックセットをかつぎ、ぽかんとした表…